秋空の下、美しいダリア園
ダリア園がメインでないからか人が少なく(というより終始自分だけだったような。)ひっそりとした雰囲気。おかげでまわりのことは一切気にならず花にゆっくりじっくり集中だった。
花びらの美しい色合いと完璧な配列に見惚れる。ねえ君はどうしたらこんな風にできるのか。定規も設計図もないんだから、そのものが秘めて備えているものとは分かる。
自然の造形美。というと抽象的すぎるのか真に迫れていない感じがする。この不思議な力を自分なりに解釈するのに適切な名前が見つけられないでいる。
こんな風に探すのは、この日のダリアが美しく凛として見えて、自分もこうありたい。と思っていたから。
花はただそこにいるだけ、風に揺れているだけ。何も引かず加えない。清い。
身土不二
身と土、二つにあらず。
「土」「大地」「風土」「循環」
物理的•日常的な生活と、情報の中に没入する時間と どちらがメインなのか、
現実と仮想現実、その区別が付いているのか、そのどちらに重きを置いているのか。
2021年
思いがけない良いこともあるけれど、思いがけない辛いこともある。そんな年の暮れだった。
未来には避けられない不可抗力というものがあり、過去にも戻れない。今だけを見る強さがない。
不安や恐れに刈り取られずに、回復出来ますように。消え去れ、いとわしき心配よ!
The first day of spring
今日は立春。英語でいうと
The beginning of spring
または
The first day of spring
春の始まりという感じかな?
茶道のおかげで季節感の薄い当地でも日本の季節の移り変わりが勉強できて嬉しい。昨日は日本食材店でかんぴょうが手に入った為、はじめて太巻きを作ってみた。
立春というと、まだ寒いから名ばかり、暦でも昨日まで大寒で寒さのピークと言ってたのに、ほんの翌日に春なんて気が早いな〜と感じ、立春の前に例えば「寒緩」のような寒さが和らいできました。的な節季が入ってもいいんじゃないかと思ってた。
何で立春なのに寒いのか検索したら、当然寒いのなんて見越しているわよ。と言われたような気がした。
”寒さのピークから春に転ずる転換点に当たるため” 中国の陰陽五行思想では、「陰が極まれば陽に転じる」と考えられている。 だそう。これを暦にも当てはめた?
(そもそも太陽高度によって一年を八等分しただけとも言えるそう)
うーん、なるほど〜と妙に納得。立春って意外と奥が深いかも。辛い時や苦しい時にこんな風に思えたらいいな。と思ったのと、寒さが底を打つ→もうこれ以上寒くはならないぞ→春の兆しだ!ってこの思考、結構難易度高い…泣 梅が咲いた。とか、気候がぽかぽかとか麗か。という春のイメージがあるからか、気象的な変化の方がしっくり来るけれど、そんな事実実感というよりも寒さが和らぐこと、そのことに春を"思う"んだなあ。目に見えないものを見るのはいつも難しい。今度から立春は「名だけの春」にはならないぞ。
最近の当地では、日中の日差しで冬の寒い盛りは過ぎたかな(朝晩はまだ肌寒い)と感じるし、コロナで一日家にいても、どんどん日が伸びていくのを感じている。
Have a nice day
スーパーで、レシート渡しながら「Have a nice day!」と言ってもらえた。塩対応の人もいるなかで、これを聞くと気持ちがパッと明るくなる事が多い。エレベーターに居合わせて去り際に言ってくれる人もいる。
Have a nice day!
you too!!
良い会話だなあと思う。自分から言えずに言われ待ちが多いけれど笑
日本でも使えたらな。けれど「良い一日を!」なんて言ったら相手は驚くかもしれないのでちょっと恥ずかしい。日本語ではなかなか言わないよね。挨拶代わりに気軽にやりとり出来るのが羨ましい!
笑顔が素敵で親切な店員さんに会ったこともある(日本で) 些細なふるまいで、他人を励まし力強くさせたり、明るくさせたり出来る力を本当は一人一人が内包しているんだと思う。それを使うか否か。通りすがりの他人にだって影響出来るし、そう考えるといつも無愛想でいることは一種の罪のようにも思えるなぁ。
éclair 稲妻の洋菓子
ケーキを求めてPaulへ。ショーケース内で一番美味しそうだったエクレア(チョコとモカ)購入。
ナイフとフォークが用意されて、さすがフランスお上品に食べるんだな。と思ったけれど、食べて納得。シュー皮はしっかり焼かれて硬め、クリームもどっしり重たい。
日本のはクリームと一緒に口の中でとろけるようなフワフワ生地だもの。ナイフフォークでは食べられない。
ただこのハード系エクレアも嫌いではなく、甘さがガツンと脳にくる。特にモカはコーヒーが効いていて好きだった。
海外の人が日本のエクレアを食べたら、これは本当にエクレール?と疑問を持つことだろう。
コンビニなどで見かけるポピュラーなエクレアは、海を越えて日本人が好むように改良されたものかもしれない。
エクレアを食べながら、パンを筆頭に、日本は本当にフワフワやモチモチといった商品が多いんだなと感じた。
子供への憧れ
キャンプに行く。子供達は走り回るだけではない、腹這いになってムカデのように進んだり、ぐるんぐるんと回転してみたり。私は目を疑う。ギャ!!そんなことしたら全身砂まみれ確定なのに、そんなのお構いなしなんやな。と驚きと尊敬の目で見つめる。
後から見た動画は、本当に楽しそうで、手足をバタバタ動かして砂のフカフカやサラサラを全身で感じ取って遊んでいる!!と感じられた。キラキラしている。素晴らしいな。
汚れる!後の始末が面倒!とやらない理由を見つけてきて、フカフカの欲望に忠実になれない自分にガッカリ。
深夜まで遊んでいる子供に、早く寝ないと明日たくさん遊べないよ?と思うけど、明日○○だから。というのは、今を楽しむだけの子供にとって、このシーンでナンセンスな助言なのかも。と思い直す。
皆でご飯を食べる前にひとりで寝る子は、マイペースで逞しさすら感じる。私はもし友人達が起きていたら意地でも寝ないと思う。自分だけ楽しいことを逃すのは嫌だから。
子供って周りを気にしないし、先回りして考えたりもしていないんだよなあ。好きに動きまくってイキイキとしている。心は過去や未来を行ったり来たりして、おまけにまわりのことも気になるわで、どうしたら子供たちのように今を十分に活かして楽しめるのだろう。