今日の人生

むなしい日も 幸せな日も たくさんの今日について

何と出会うか

 

私たちが毎日過ごす中で、何と出会うのでしょうか? うーん、何だろう?と考えてみたけど、答えは

「知らないもの」と出会う。

でした。その発想に目から鱗

明日のことは誰も分からない。朝目覚めたらその日がどんな1日であるか分かるが、それはその瞬間のことのみ。今日の午後とは出会っていない、夜とも出会っていない。

あなた方がその昼や夜に動く場所で出会う人や物、自然の移ろいや様々な事象は、誰にでも等しく平等に ”知らない” ことなんです。と。

時間は過ぎていくもの、毎日を過ごしているんだと思っていたけど、毎日出会っている、これから出会っていく。に置き換えたら何だかいい感じ。より前向きで主体的な感じがする。競うわけではないけれど、皆平等に知らない世界を進むなら、これからの一日の中に出会うものは美しいものや、幸せになれるものがいい。見出していくぞ。という気持ちになってきた。知らないと言われると、知りたいという欲が出てくるみたい、不思議だ。

それに知らぬ一日に出会うことが、新しい一日を生きることなら、出来レースではないことが分かるし、同じことの繰り返しとも言えないと思う。今日失敗しても明日が来るさ。なんくるないさ〜のような心持ちでいれそうだ。

毎日知らないものに出会う。という表現が私に分かりやすく響いて、もっと掘り下げたら一期一会や日々是好日の言葉にも繋がれる気がした。

 

また、私はほとんど知らない存在である。というその認識さえ持てれば、何事も素直で謙虚な気持ちで迎えられる。ということも説いておられた。これはまさに”我以外皆師” で茶道らしい話だと思う。少し知っていることでなんでもこなしていける世の中になってきた。お手軽に拾ってきた情報(ネット等)は知ったつもりになりやすい。その状態は、”我のみ師”である。

あ〜私、事前のネット情報で知ってることを人から聞いて、うんうんそれ知ってるわーなんて態度取ることも無きにしもあらず。今度からは例えば、へえ〜そうなんだ〜!(まるではじめて聞くかのように)とか、やっぱり?そうだよね〜!(確認出来て良かった〜)等の柔和な態度を心がけるべきか。冗談はさておき、頭を垂れ教えを乞う姿はいつも忘れぬようにすべし。というのが締めのお言葉でした。

 

◆今日の気温、最高32度 最低27度。10月に入り暑さ和らぎ風が気持ち良く、砂ぼこりも減り景色がクリアに。空の青さを思い出してきた。あひる、気持ちよさそう。よく見ると奥の群れからはぐれる子。

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